【メンバーズボイス】事務局・事業推進 伊澤 俊介さん

越境する教師たちを起点に、社会をもっと面白くするべく、日々活動を続けている「越境先生」

この記事では、「メンバーズボイス」として、そこに集うメンバーが、どんな背景や思いを持って参画しているのか。その声をご紹介します。

プロフィール
2006年横浜国立大学教育人間科学部卒業(小学校教員免許取得)。2024年東京工業大学大学院技術経営修士(専門職)修了。現在は経営コンサルティングファームにて、組織変革や人材開発の支援に従事。「人の成長と学習」を軸に、教育学のバックグラウンドとビジネスの知見を融合させた探求を続けている。

 

はじめまして。この記事では、私がなぜ越境先生の活動を行っているのかについて書きたいと思います。少しでも共感いただける方がいらっしゃったらうれしく思います。

目次

「教員の社会経験が学校教育の質を上げる」という仮説を携えて

大学で教員免許を取得しましたが、卒業後すぐに教壇に立つ道は選びませんでした。

当時は「社会を知らないまま先生になる」ことに拭いきれない違和感があったからです。

「教員が社会での経験を積むことが、結果として学校教育の質を向上させるのではないか」――。

この仮説を自ら証明するため、私は民間企業でのキャリアを歩み始めました。

言い方を変えれば、民間企業でのキャリアを歩みながらも頭の片隅では、自分の目指す教員像の探求を続けています。

VUCA時代に求められる「社会の語り手」としての先生

かつての「正解を教える」モデルが機能しづらくなった現代において、先生には「不確実な社会をどう生きるか」という自らの見解を語る役割が求められているのではないでしょうか。

それは子供たちに対してだけでなく、保護者との対話においても同様です。

多くの保護者が企業や自営業で日々社会の荒波に揉まれている中、先生自身が社会の論理を理解し、アップデートし続けることは、信頼関係を築く上でも欠かせない要素なのではないかと考えています。

教員にならないのではなく、まず「価値」を研ぎ澄ませたい

では、すぐにでも教員を目指して行動すれば良いのではないかという意見もあるかと思います。

確かに、15年超の社会人経験を経て、教員への転身を具体的に検討した時期もありました。

しかし、ビジネスで得た問題解決や協働のスキルを、学校現場という異なる文脈でどう具体的に還元できるのか、

その「変換」の答えはまだ明確に出ていません。

ただ制度を利用して教員になるのではなく、学校現場に真に貢献できる価値を特定したい。

焦って”民間の知見”を学校教育の場で振りかざすのではなく、子どもたちや保護者にとって役に立つ存在でありたい。

そうした考えのもとで巡り合ったのが越境先生でした。

「学校」と「社会」の良き翻訳者として

越境先生の活動は、私が人生を通じて解こうとしている問いそのものだと思って活動しています。

厳密には教員が社会との境界を往還し、自分の仕事・業務に関連する内容について学習や内省を促すのが越境先生の支援の根幹であり、私は逆の立場にいます。

だからこそ、私は無償ボランティアの事務局メンバーとして、学校と社会の「橋渡し役」を担いたいと考えています。

すなわち、

「学校の理解者であり、社会の論理にも精通している」

という立ち位置から、教員の方々の越境学習を支援すると同時に、

私自身の知識やスキルがどう教育現場に寄与できるのかを探求し続けていきたいと考えています。

 

最後に、NPO法人越境先生での活動を通じて少しでも学校教育の発展に貢献できるよう努めてまいります。

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