教室の外の世界に、ふと心が向いたことはありませんか?
「このままでいいのかな」「もっと自分を試してみたい」 ——そんな想いが芽生えたとき、それはきっと、あなたの内側にある“変わりたい”という前向きな声です。
この記事では、“収入目的だけじゃない”「複業」という新しい働き方が、教師にとってどれほど大切で、どれほど教育の力になるのかを、感情と論理の両面からお伝えします。
「副業」と「複業」の違いを知っていますか?
- 副業は、本業以外に行うサイドジョブ。主に収入を補う目的で行われるもの。
- 複業は、複数の軸を持って働くスタイル。それぞれの仕事に価値や意味を見出し、自己実現や社会貢献といった目的も含まれます。
複業は、「自分らしさ」と「仕事」を重ねる新しいキャリアの在り方とも言えるでしょう。
なぜ教師に「複業」が必要なのか
自分の成長が、教育の質を育てる
学校という閉じられた空間のなかで、日々子どもたちと向き合いながら、
「もっと広い世界を知りたい」 「学び直したい」「挑戦してみたい」
そんな思いを抱くことは、何も悪いことではありません。
むしろそれは、教師としての誠実な感性の証です。
社会に出て、別の分野に触れて、また教室に戻ってくる。
その繰り返しの中で、あなた自身の言葉に“深み”が増していきます。 子どもたちはその変化を、驚くほど敏感に感じ取るのです。
外の世界で得た視点を、授業に活かせる
リアルな社会とつながっている先生の話には、説得力があります。
例えば、
- 教育系YouTubeチャンネル運営:動画を通じて、生徒以外の学び手にも価値を届ける
- 地元のNPOと協働:地域づくりの現場から得た知見を、総合学習で活用
- 教師×猟師:理科の教員として働きながら、地元猟友会に所属して有害鳥獣の駆除活動 など
仮に、一見授業に関係のなさそうな経験だったとしても、教科書だけでは伝わらない「生きた学び」を届けることができるようになるからではないでしょうか。
「学び続ける大人」を子どもに見せることができる
どんなに教えるスキルがあっても、子どもは「楽しそうに生きている大人」からしか、 未来を学べません。
挑戦する先生の背中は、最高の教材です。
社会との接点を持つことで、孤立を防げる
教師という仕事は、時に孤独です。 でも、学校の外で人と交わり、学び合い、支え合う経験は、 あなたの心の栄養にもなるはずです。
最後に|「やってみたい」を、力に変えて
もし、あなたの教え子が「やってみたいけど、うまくできるかわからない」と言ったら、 どう声をかけますか?
きっと、こう言うのではないでしょうか。
「やってみたらいいよ」
その言葉を、どうか自分自身にもかけてあげてください。
あなたのその一歩が、
- 自分自身の人生を豊かにし、
- 子どもたちに新しい未来を見せ、
- 教育という世界をもっと面白くしていきます。
あなたの一歩を応援しています。
越境先生は、教師が主体的に挑戦し続ける社会をつくる特定非営利活動法人です
日本の公立学校の先生は、制度的・風土的な制約により、成長や挑戦の機会が制限され、結果として教育現場の活力低下や人材流出の一因となっています。
この環境を変えるために皆さんのご協力が必要です。
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共に歩んでくださる方は、ぜひこちらをご覧ください。

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