—「情報をいかに伝えるか」を意識するようになってから、授業の流れが格段にスムーズになり、生徒の反応も変わりました。
そう語ってくれたのは、昼は高校で教壇に立ち、夜は漫画家として活動しているパパ頭さん。現在は、特定非営利活動法人 越境先生にて役員も務めています。
そんなパパ頭さんに、「全く別の仕事」と思っていた二つの仕事が、あるときから不思議とつながり始めたという体験を、今回は漫画で綴ってもらいました。
現役東京都立高校の倫理教員。漫画部顧問。子の誕生をきっかけに育児休業を取得。育児漫画を執筆しSNSで発信。Xメインアカウントのフォロワー10.4万人。育児漫画が出版社の目に留まり兼業申請を教委に出すが口頭で棄却され、都を提訴し和解。2023年3月1日に漫画『パパが育休とってみたら妻子への愛が深まった話』出版。特定非営利活動法人 越境先生にて役員・ クリエイティブ担当を兼任。
X(旧ツイッター):https://x.com/nonnyakonyako
「面白い」の因数分解が産んだ副産物





副業は、教育現場だけでは手に入らない経験資産
「教育現場だけでは手に入らない経験(資産)を外から持ち帰ってくることができるのは、兼業の一つ魅力だと思いますし、それが結局は個人の人生を作り、自己実現にも通ずるように感じています。そして先生の自己実現は、巡り巡って学校に還元される、とも思っています。」
そう語ってくれたパパ頭さん。
私たち越境先生も、「教員の副業」は単なる副収入ではなく、
本業に還元される経験資産
だと捉えています。

たとえば今回、漫画の“面白さ”を分析する作業が、そのまま授業にも生きていたように、全く異なる領域で得た感覚が、授業力や構成力を高める。このような事例が、全国に少しずつ増えてきています。
閉じた空間での成長ではなく、開かれた環境での学び合いを。
それが、これからの教育に必要な視点です。
「副業できる教師」を増やしたい——そのために
特定非営利活動法人 越境先生では、副業や兼業だけでなく、広く「越境」によって生まれた好事例を一つでも多く可視化し、仕組みとして後押しすることをミッションとして活動しています。
「学校の外の経験が、教育に還元される」
そんな当たり前を、現場でも社会でも広げていくために、私たちは活動を続けています。
この取り組みに共感いただけたら…
越境先生では、こうした取り組みを支えてくださる寄付パートナーを募集しています。
月1,000円から、教育の未来を変えるチャレンジに参加いただけます。
先生が変われば、学校が変わる。学校が変われば、社会が変わる。
一緒に社会を変えてみませんか?