越境する教師たちを起点に、社会をもっと面白くするべく、日々活動を続けている「越境先生」
この記事では、「メンバーズボイス」として、そこに集うメンバーが、どんな背景や思いを持って参画しているのか。その声をご紹介します。

みなさん初めまして。
越境先生にてコミュニティマネジメントを担当している髙橋 亮と申します。
本コミュニティ「越境ステイト」への参加を希望される先生方へのご案内や、コミュニティ運営を行っています。
普段は都立高校にて日本史を担当し、進路指導部で高校生のキャリア教育や受験指導をしています。
そんないわゆる「普通の教員」の私が、なぜ越境先生に関わっているのか、お伝えしていきます。
まずは越境先生に関わったキッカケからお話したいと思います。
1.閉塞感のある学校現場
私が越境先生の活動に関わり始めたのは、2021年のちょうど新型コロナウィルスの問題が起きていた時期。
コロナ禍の中、マスクをしながらの授業や、感染対策をしながらの学校行事の企画など、非常時の対応と、従来通りの対応、どちらも求められ苦しい状態だったのが当時の学校現場でした。
そのような中、感染対策をしながらの学校行事を担当をやり、担任業務をやり…。さらに生まれたばかりの子どもの育児をやりつつ。
バタバタな日々を過ごしていました。
そんな多忙で閉塞感からわたしの中に「教員を辞めたい」という思いが芽生え、日に日に強くなってきていました。
悩みを抱えたまま越境先生の活動に参加し、様々な人たちに出会いました。
その中で自分は「教員を辞めたい」のではなく「この働き方を辞めたい」という結論に至りました。
校内の暗黙のルール、極度に失敗を避けるための丁寧すぎる仕事、長時間労働による狭い視野…
イヤなことの全てが、教員の仕事の本質ではないんですよね。
これを変えるためには、教員自身が学校外に出て、様々なことを見ることができる環境が大事だと実感。
そのような外の世界へ「越境する先生を良しとする雰囲気」を作ることができればと思い、越境先生の活動を継続しています。
2.学校現場の「当たり前」
「あなたの周りにいる友人5人の平均が、『あなた自身』である」という言葉があります。
自分の考え方や、行動・習慣、価値観などは、普段一緒にいる人たちの影響を強く受けているといます。
これは教員の世界にも当てはまるのではないかと思います。
普段、学校の中でしか生活をしていないと、知らず知らずのうちに学校文化こそが「当たり前」になってしまう。
一面的な「当たり前」が染みついた教員が生徒と接すると、一面的な見方しかできないようになってしまいます。
また、その「当たり前」に違和感を持った生徒にとって、学校という環境では逃げ場がなくなり苦しんでしまう。
わたし自身もコロナ禍でずーっと学校という環境のみにいることで、学校の「当たり前」に苦しんでいました。
教員の「越境」が当たり前になれば、これも変えられるはず。
元教員でフルリモートの民間企業、不動産兼業をもった先生、公立から私立学校の創立のため立ち上がった先生…。
わたし自身、越境先生の活動を通じて、今の教員の働き方が「当たり前」ではないことを体感しました。
「越境」によって学校現場の「当たり前」を壊していきたい、と思っています。
3.「普通の教員」から変えていきたい
このNPOには,教員だけでなく様々なすごい経歴の方々がいらっしゃいます。そんなすごい経歴の方々の中、自分はただの公立学校の教員。他に何かすごいことをやっているわけでもなく、未だ兼業をしているわけでもない。本当に「普通の教員」です。
そんな自分に何ができるのか?と考え悩んだこともあります。しかし最近は「普通の教員」だからこそ見えることもある、と思いはじめています。
「普通の教員」が学校現場にいながら、様々なことにチャレンジできれば、もっと働きやすい環境になるはず。
そして、前向きにワクワクした先生が増えれば、生徒もワクワクできる。学校現場はもっと良くなります。
学校内部の視点から今の教育現場を変えていきたい。
よろしければ、皆さんも「越境」してみませんか?